加湿器を購入する時のポイント&加湿器(加熱式)のお手入れレビュー

アイリスオーヤマ スチーム式加湿器 120D SHM-120R1の実物と入れてあった箱です お掃除

加湿器の購入時のポイントと加湿器のお手入れレビューをしていきますので、よかったら参考にしてみてくださいね。

加湿器の購入時のポイント

  1. 部屋の広さに合った加湿能力(ml/h)
    部屋の広さに合っていない加湿器では、十分、加湿できないばかりか、過加湿になると、カビやダニの繁殖
    の原因になってしまいます。
  2. 加湿連続時間
    就寝中、加湿時間切れになってしまうと、朝、目が覚めて、喉や鼻に違和感が出てしまうかもしれません。途中で時間切れにならないように、十分な加湿連続時間のものを。
  3. 消費電力(W)
    電気料金の算出にかかわってきますので、精度の良いものを、より安く。
  4. 自動調湿機能の有無
    過加湿は、結露の原因になります。自動で、湿度を調節してくれる機能はありがたいですね。
  5. 給水の方法
    加湿器を移動せずに、給水を行えるものもあります。とても便利です。
  6. お手入れの方法
    加湿器は、日々、使用しますので、加湿器を手入れせずに放置して、雑菌だらけでは、放出する空気も雑菌だらけで、健康を害してしまいます。
    タンクは、毎日、洗い。加湿方式によっては、ヒーター、フィルターの定期的な、お手入れも必要となってきます。
    お手入れは、できるだけ、苦にならない、簡単なものがいいですよね。
  7. 交換フィルターの価格や頻度(加湿方式によってはフィルターが元から無いものもあります)
    交換フィルターが必要な加湿方式の機種もありますので、交換頻度や価格についても見ておいた方がいいですね。

加湿器(加湿方式)の種類は主に4種類

  1. 加熱式(スチーム式)
  2. 超音波式
  3. 気化式
  4. ハイブリッド式(加熱気化式)

加湿方式のメリット・デメリットについて

加熱式(スチーム式)

機  能:水を加熱し、蒸発させてその湯気で加湿

メリット
・水を沸騰させるため、菌が繁殖しにくく衛生的。
・ヒーターを使って高温の蒸気を放出するため室温を上げる効果もある
・短時間で湿度をあげることができる。
・広い空間にも対応しやすいタイプ。
デメリット
・電気料金は高め。(消費電力100W~500W)
・吹き出し口が高温になり、蒸気に触れたり転倒させてしまうと危険。
小さい子どもがいる場合、やけどしないよう気を付けなければいけない。
・カルキが付着しやすく、加湿能力の低下につながるのでお手入れはこまめに。

超音波式

機  能:水に超音波振動を与えてミストにして加湿

メリット
・電気代が安価(消費電力20W~25W程度)
・シンプルな構造なので、お手入れが比較的、簡単。
デメリット
・自動で湿度を調節する機能が無いのが多いので、過剰に加湿しやすい。
・カビやダニが発生しないように湿度計を置いて、適宜OFFしたりして、調節をした方が良い。
・ヒーターを使わないのでお手入れはこまめにしないと、雑菌が繁殖しやすい。

ダイソーさんで、売ってました。(卓上とか、携帯とかによさそうですね。)
可愛い感じのもの。





シンプルな感じのもの。



気化式

機  能:気化式は、水を含んだフィルターにファンで風をあて気化させ水蒸気をだす方式です。

メリット
・電気代が安価(消費電力10W程度)
・加湿量を自動で調節できる機能が付いたものもあります。
デメリット
・加湿フィルターが湿った状態で運転するので、お手入れをこまめにしないと、雑菌が繁殖する。
・加湿フィルターは、半年に1回程度交換する必要がある。機種によっては、長寿命の機種もあるみたいですが。

ハイブリッド式(加熱気化式)

機  能:加湿フィルターにファンとヒーターで作った風をあてて水蒸気を作るタイプ。

メリット
・ヒーターを使用しているので、超音波や気化式より比較的、衛生面で優れています
・加湿して遠くにまで水蒸気を飛ばすことに優れています。
・加湿量を自動で調節できる機能が付いたものもあります。
デメリット
・消費電力は高め。加熱式(スチーム式)よりは安い。
・毎日、タンクの水の入れ替え、フィルターの定期的なお手入れが必要。

電気料金の計算について

できたら、安くて、安全で、性能がいいものがいいですよね。電気代について、調べてみたので参考にしてみてくださいね。

まず、加湿器の説明書には、たいてい、消費電力と書かれている箇所に単位として(W)として書かれていると思います。

そして、たいてい、電気料金の単位の表示は、(kWh)です。
ちなみに、1kWhは電気料金の基本単位です。
これは、1kWの電力を1時間、消費または発電した場合の電力量を表す単位です。

毎月の電気料金は、「kWh(合計電力消費量)×円/kWh」で求められます。
kWh(合計電力消費量) = kW(消費電力)×時間(使用した時間)
※1kW=1000W
例えば、消費電力が300Wの家電を1時間使用したとしましょう。
300W×1時間=300Whとなります。
次に、300WhをkWh表記に変換する必要があります。
kは1000を意味するため、以下のような式が成り立ちます。
300Wh÷1000=0.3kwh →1時間消費する電力は0.3kwh

W(ワット)の数値が大きければ大きいほど、多くの電力を消費します。

電気料金は各電力会社によって、差がありますが、ここでは、仮に1時間で29円とすると。
上記の300Wの加湿器を1日24時間、使用した場合、
0.3kwh(1時間使用する電力)×29円(各電力会社の1時間の使用料)×24時間≒209円
1日、209円の電気料金となります。(1日24時間使用した場合)

なかなかの値段ですね。

お手入れレビュー(加熱式・スチーム式)

お手入れした機種

アイリスオーヤマ スチーム式加湿器 120D SHM-120R1
今回、この機種(加熱式・スチーム式)をお手入れしました。この方式の洗浄は、だいたいこんな感じのお手入れが多いです。ちなみに、ヒーター(加熱する時に必要)をお手入れする方法は、機種によって、煮沸したり、しなかったりと若干の違いがありますので、お使いの機種の説明書で確認してくださいね。(^^♪

用意する物

クエン酸
歯ブラシ等(狭い場所を掃除するブラシ)
綿棒1~2本
柔らかい布等、1枚(本体、その他部品を拭く)

掃除箇所

毎日
水タンク

2週間に1回程度
蒸気口キャップ
加湿筒
安全カバー
本体

掃除をしていきます

まずはじめに、必ず電源を切って、コンセントを抜き、加湿器の熱が冷めてからする事。

毎日すること(水タンク)

水タンクに少量の水を入れ、振り洗いをする。

2週間に1回程度すること (本体・ヒーター・蒸気口キャップ・加湿筒・安全カバー)

  1. 本体に残った水を捨てる。
  2. 歯ブラシ・綿棒を使って、本体内側・蒸気口キャップ・加湿筒・安全カバーの汚れを落とします。
  3. ヒーターを洗浄します。(こちらの機種は、ヒーターを煮沸して洗浄するタイプでした。)
    約5%のクエン酸水溶液(水150ccにつきクエン酸8g)を本体内側にいれ、電源スイッチをONにして、約1時間、ヒーターを運転する。汚れがひどい時は、クエン酸水溶液を1時間放置してから、ヒーターを運転する。
    注意)ヒーター運転時間が長すぎるとクエン酸水溶液で溶解したものが再付着し逆効果になります。


  4. 終わったら、クエン酸水溶液をすて、本体内部等、周辺を良く絞った布等でふき取る。
    カルキが大分、とれました。

加湿器について

加湿器は、なぜ必要なのか

乾燥してくると、ウィルスが活発になってきますが適度な湿度は、喉や鼻の粘膜を守り風邪がひきにくくする効果があります。また、体感温度を上げる効果もあります。
10月~3月は、特に空気が乾燥してくる時期なので、加湿器は是非、常備しておきたいです。
適度な湿度の目安は、40~60%(温度20度~24度程度)ですが、高すぎるとダニやカビが出てきます。
ちなみに、カビが好む温度は25~35℃、湿度は75%以上と言われています。

過加湿について

過加湿とは、過剰に湿度を上げてしまい、余分な水蒸気が発生して、結露が出てくることです。
結露は、温度と水蒸気の量のバランスが関係していますが、空気中の水蒸気の量が飽和水蒸気量を超えると結露が発生します。
結露は、窓や壁、建物の柱や土台を腐らせてしまう、なかなかやっかいな存在です。日頃からできるだけ気を付けたいです。
したがって、加湿器を使用するときは、加湿しすぎないようにすることも大事です。

結露はコップ(飽和水蒸気量)からあふれた水のようなものです。

相対湿度と絶対湿度について

空気には、気温ごとに含むことのできる水分(水蒸気)の量が決まっています。
この水分の限界値を、飽和水蒸気量といいます。
暖かい空気ほど多くの水分を含むことができます。(飽和水蒸気量が高い)
天気予報で湿度何%というのは、「相対湿度」の事で、相対湿度とはこの飽和水蒸気量に対して、どのくらい水蒸気が含まれているのかの割合のことをいいます。
ちなみに、気温が違えば、同じ相対湿度であっても、水蒸気の量が違ってきます。

もう一つ、絶対湿度というのがあるのですが、これは、空気中に含まれる水蒸気の量のことをいいます。
具体的に言うと、実際、どのくらいの水蒸気量が1㎥の体積の中にあるのかということ。
相対湿度が50%の30度の気温の場合、絶対湿度は、15.2g/㎥になります。
同じ、相対湿度が50%の気温が30度から15度に下がった場合、絶対湿度は、6.4g/㎥になり、水蒸気量が減ってしまうんです。
快適な空間に必要な湿度は、その部屋の中にどのくらい水蒸気量があるかが必要なのです。

~ウェザーニューズさんのサイトから引用させていただきました。~
ウェザーニュース サイト

結露が発生しやすい冬場

冬場は、暖房を使用して温度が高くなり(外気との気温差が大きい。)、加湿器を使用して、湿度が高くなります。
そして、温められ、加湿された空気は、外気と接している窓、壁等に接触し、冷やされ、飽和水蒸気量を超過し結露になります。)

結露対策について

  1. 換気をする(換気扇を運転する)
    料理や入浴等、加湿される状態の時は、過加湿にならないように、換気をする。
  2. 押し入れなど部屋の隅や密閉された空間などは、湿気が滞留しやすいので、市販の除湿剤等を置いておく。
  3. 結露対策グッズを購入する
    結露防水シート(結露が家具やフローリングに垂れるのを防ぐ)、断熱シートを貼る
  4. 食器用洗剤(中性洗剤)を窓に塗る。(効果4~5日程度)
  5. 温度を上げすぎない(外気との温度差を低くする)
  6. 暖房器具を非開放型のものにする。

さいごに

私の加湿器のお手入れレビューと購入の時に気を付けた事、その他、もろもろの事を、ご紹介させていただきました。ちなみに、なるたけ調査して書いておりますが、あくまでも、参考としていただきますよう、よろしくお願いします。(^^♪

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